農林水産省が公募した「ため池百選」のひとつ。享保2年（1717年）柳河藩の水利土木家田尻惣馬が延べ7万6千人の手を要して完成させたと言われています。築造から約300年経た現在も山川町及び高田町の一部の地区の農地を潤しており、稲作を中心とした地域の農業に欠かせない存在です。周辺を山々に囲まれた蒲池山ため池の上流付近では、5月下旬〜6月上旬にかけてゲンジボタルが乱舞し、その美しさは圧巻。また、ため池にまつわる大蛇伝説もあり、現在も語り継がれています。