夏の夜、小さな子どもから大人までを夢中にさせてきた花火。特に線香花火は皆が円になってその美しい火花を見つめる昔ながらの楽しみだ。カラフルな和紙で火薬を包む「長手牡丹」とワラスボの先に火薬が付けられた「スボ手牡丹」が代表的なものであるが、現在、純国産の線香花火はほとんど作られていない。そんな中、福岡県八女市の製造所で製法を学び、ここみやま市で国産線香花火を守り続けているのが筒井良太さんだ。「中国産に押され、修行先も含めて多くの製造所が廃業し、自分が受け継いだ伝統を重く受け止めています。国産の素晴らしさを伝えられる品作りに励んでいきたい」と、前述の2種に加え、新たなオリジナルアイテムも製造。繊細な火薬の配合のバランス、天然の材料、職人が生み出す造形美、はかなくも美しい国産花火の魅力は、全国からも注目を浴びている。
店名 | 筒井時正玩具花火製造所 |
住所 | みやま市高田町竹飯1917 |
交通手段 | 九州自動車道「みやま柳川IC」より車で約10分 |
TEL | 0944-67-2335 見学可(要連絡) |
ホームページ | http://www.tsutsuitokimasa.jp |