クスノキから抽出された結晶、「樟脳」は防虫用品や医薬品、香料の原料にも使用され古くから親しまれてきました。化学製品におされて天然品の国内生産が数を減る中、『内野樟脳』では昔ながらの製法を守り続けています。九州産のクスノキのみを使用し、削り出したチップを蒸して、その水蒸気を冷却することで出来る結晶を脱水・脱油。手間の掛かる工程を経て、純度の高い天然の樟脳が完成します。約6tのクスノキからできる樟脳の量はわずか約25kg。そこには化学製品にはない清らかさがあります。衣類や靴を守ってくれる爽やかな香りが、空気にさらせばすっと消えるのは自然由来ならでは。工程の途中で抽出されるオイルもアロマとしても使用されています。


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